青森県内企業最古の企業「竹浪酒造店」(板柳)が破産

東京商工リサーチ青森支店は24日、清酒製造業の竹浪酒造店(板柳町、竹浪司社長)が青森地裁五所川原支部から破産開始決定を受けたと発表した。決定は16日付。同社は江戸時代の1640年代の創業で、東京商工リサーチのデータベースでは県内で最も古い企.....
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 東京商工リサーチ青森支店は24日、清酒製造業の竹浪酒造店(板柳町、竹浪司社長)が青森地裁五所川原支部から破産開始決定を受けたと発表した。決定は16日付。同社は江戸時代の1640年代の創業で、東京商工リサーチのデータベースでは県内で最も古い企業という。[br] 破産管財人は三上和秀弁護士(弘前市)。債権者から破産申し立てを受け、現在、負債総額を調査している。[br] 同社は「岩木正宗」「七郎兵衛」などの純米酒を製造していた老舗の酒蔵。正保年間(1644~1648年)の創業で、1953年12月に法人化。現代表は16代目に当たる。[br] 主に県内で販売し、1990年代には年間1億円近い売り上げがあった。しかし、同業他社との競合激化や消費者の好みの変化により減収基調を余儀なくされ、2019年9月期の売上高は約3千万円にまで落ち込んでいた。