洋野・宿戸中で閉校式、72年の歴史に幕

学びやとの別れを惜しみながら校歌を歌う生徒ら
学びやとの別れを惜しみながら校歌を歌う生徒ら
洋野町立宿戸中(佐々木英幸校長)で21日、閉校記念式典が開かれた。在校生51人と教職員や卒業生ら計約220人が参加。72年間にわたり、地域に根付いてきた学校の歴史や伝統に思いをはせつつ、新たな道を歩む生徒たちの背中を後押しした。 同校は、種.....
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 洋野町立宿戸中(佐々木英幸校長)で21日、閉校記念式典が開かれた。在校生51人と教職員や卒業生ら計約220人が参加。72年間にわたり、地域に根付いてきた学校の歴史や伝統に思いをはせつつ、新たな道を歩む生徒たちの背中を後押しした。[br] 同校は、種市村立種市中宿戸分校を前身に、1948年に宿戸中として開校。計4550人の卒業生を送り出した。[br] 学校活動では、JR宿戸駅の清掃や、漁協のウニ直売会での販売などボランティア活動に力を入れた。太平洋を望む学校環境を生かし、地域の協力の下、塩うにやサケトバ作り体験も継続して行ってきた。[br] 一方、近年の人口減少の影響で生徒数は減少し、今年3月で閉校、4月に町立種市中に統合することが決まった。[br] 式典では、生徒代表で3年の大柳勇登(ゆうと)さんが「人と人とのつながりが深いこの温かい地域が大好きです。歴史ある学校で過ごしたことを誇りに、それぞれの道を力強く歩んでいきます」と別れの言葉を述べた。[br] 続いてお別れの会が開かれ、生徒たちが合唱曲「My Own Road―僕が創る明日―」を伸びやかな歌声で披露。最後に参加者全員で校歌を歌い、歴史を刻んだ学びやとの別れを惜しんだ。学びやとの別れを惜しみながら校歌を歌う生徒ら