八学大男子バスケ部笹井さん、国内最年少A級審判資格取得

バスケットボールの国内最年少A級審判となった笹井彪我さん(中央)=6日、八戸学院大学体育館
バスケットボールの国内最年少A級審判となった笹井彪我さん(中央)=6日、八戸学院大学体育館
八戸学院大男子バスケットボール部2年の学生コーチ兼学生審判を務める笹井彪我さん(20)が日本バスケットボール協会公認のA級審判の資格を取得した。青森県内では6人目で、現在の国内のA級審判員の中で最年少。4月から国体など国内のプロリーグ以外の.....
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 八戸学院大男子バスケットボール部2年の学生コーチ兼学生審判を務める笹井彪我さん(20)が日本バスケットボール協会公認のA級審判の資格を取得した。青森県内では6人目で、現在の国内のA級審判員の中で最年少。4月から国体など国内のプロリーグ以外のほとんどの大会の審判を務めることができる。笹井さんは、2025年に青森県で開催予定の第80回国民スポーツ大会も視野に「5年後は青森の選手と共に大舞台で活躍したい」と力を込める。[br] 笹井さんはむつ市出身で、小学4年で競技を始め、県立大湊高1年まで約7年間選手として活動した。2年生になると当時のバスケットボール部監督の石川久さんの熱い指導に心を動かされ、「選手ではなく、違う視点からバスケットボールを学んでみたい」と思うようになり、16歳で早くも学生コーチとなった。 部活動では、練習メニューを考え、石川監督と共に選手の指導に当たった。3年生になるとC級ライセンスを取得。バスケットボールは試合の迅速化などの観点から細かいルールが変わることもあり、ライセンス取得で得た知識を選手に教えるなどチームのレベルアップにも貢献した。[br] そんな中、八学大と練習試合をした際、同大の橘勇佑監督から「チームと青森県のために審判として上のレベルを目指してほしい」と声を掛けられた。同大は18年から競技力向上を目的に若手コーチや審判の育成に取り組んでおり、同大への進学を決意。入学後に即戦力として対応できるよう、高校卒業間際にはB級を取得した。[br] 大学進学後は次のステップのA級を目指し、猛特訓。昨年8月に1次審査、10月に2次審査を受け、筆記、実技試験ともにクリアした。4月からはA級デビューを果たすが、プロの試合を担当できるS級の試験をすぐにでも受けるつもりだという。S級は県内でも1人しか取得していない超難関だが、「選手たちを生かせるような審判になりたい。いずれはBリーグやWリーグなど、国内最高峰の試合で笛を吹きたい」と意欲的だ。[br] 大学卒業後は高校教師になりたいという笹井さん。「生徒にバスケットボールを教えながら、審判としても活躍して、県の競技力向上の力になりたい」とさらなる飛躍を誓っている。バスケットボールの国内最年少A級審判となった笹井彪我さん(中央)=6日、八戸学院大学体育館