【新型コロナ】包装販売、バイキング休止… スーパーなど提供方法見直し

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、スーパーは商品をパッケージ販売に切り替え、ホテルなどはビュッフェ形式の食事の提供を休止した(写真はコラージュ。上はバイキングの中止とメニュー変更を知らせる八戸グランドホテルのレストラン、下はパンを個別包装で販売するユニバース南類家店)
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、スーパーは商品をパッケージ販売に切り替え、ホテルなどはビュッフェ形式の食事の提供を休止した(写真はコラージュ。上はバイキングの中止とメニュー変更を知らせる八戸グランドホテルのレストラン、下はパンを個別包装で販売するユニバース南類家店)
新型コロナウイルスの感染防止対策として、北奥羽地方のスーパーなどで商品の提供方法を見直す動きが広がっている。ばら売り・裸売りだった総菜やパン類は、個別に包装するパッケージ販売に変更。一部の商品で使用しているトングの洗浄などを徹底している。一.....
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 新型コロナウイルスの感染防止対策として、北奥羽地方のスーパーなどで商品の提供方法を見直す動きが広がっている。ばら売り・裸売りだった総菜やパン類は、個別に包装するパッケージ販売に変更。一部の商品で使用しているトングの洗浄などを徹底している。一方、集団感染を防ぐため、政府がビュッフェ形式の食事の自粛を要請したことを受け、ホテルなどはバイキングを休止して通常メニューに切り替えた。感染終息の兆しが見えない中、各企業は安全な飲食サービスの提供に神経をとがらせる。[br] 北東北でスーパーを展開するユニバース(八戸市)は、買い物客がトングを使って購入するコロッケや天ぷら、焼き鳥といった総菜の裸売りを取りやめた。他の総菜商品と同じようにパック販売に変更し、感染防止の取り組みに注力する。[br] 店内でパンを焼き上げるベーカリーコーナーでも、全ての商品を個包装にして陳列。冷凍品など一部商品で使うトングは2時間ごとに洗浄するなど、各店舗で衛生管理を徹底している。[br] 店内に大人数が集まるイベントや試食の提供も中止。同社総務部の白浜聡総務グループマネジャーは「お客さまが安全・安心に買い物をできるように、精いっぱいの対策を講じたい」と話す。[br] イオングループも今月上旬から、総菜やパン、鮮魚などの裸売りをやめ、パッケージ販売に変更。一部で導入するセルフ式メニューも休止の対応を取った。[br] マックスバリュなどを運営する「イオン東北」(秋田市)の広報担当者は「お客さまに安心感を持ってもらえるよう、感染が終息するまではこの対応を続けたい」との考えを示す。[br] 一方、政府は集団感染抑止の観点から、不特定多数の人が接触する可能性があるビュッフェ方式の会食を自粛するよう要請した。これを受け、全国的にビュッフェ専門の飲食店は対応に乗り出し、一部のファミリーレストランでは好みの量のサラダを選べる「サラダバー」を休止している。[br] 八戸グランドホテルは、ラウンジレストラン「サヴァロッソ」で提供している朝食とランチのバイキングを当面の間、中止する。朝食は「和洋定食」、ランチは週替わりの「ワンプレートランチ」に切り替え、新たなスタイルでニーズの掘り起こしを図っている。[br] 食材にこだわったバイキングは人気が高かったが、料飲部レストラン課の上舘篤課長は「少しでもお客さまの不安を取り除くために休止した」と説明。「朝食、ランチは共に宿泊客以外にも提供している。地元の方にも気軽に利用してもらえれば」とアピールした。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、スーパーは商品をパッケージ販売に切り替え、ホテルなどはビュッフェ形式の食事の提供を休止した(写真はコラージュ。上はバイキングの中止とメニュー変更を知らせる八戸グランドホテルのレストラン、下はパンを個別包装で販売するユニバース南類家店)