学校整備費除外、当初予算修正案を可決/九戸村議会

九戸村議会は12日の定例会本会議で、2020年度一般会計当初予算案について審議し、同予算案に村が計上していた学校整備費13億4250万円を減額した修正案を可決した。村は村内5小学校を統合して2022年4月に小中一貫校を開校するとしているが、.....
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 九戸村議会は12日の定例会本会議で、2020年度一般会計当初予算案について審議し、同予算案に村が計上していた学校整備費13億4250万円を減額した修正案を可決した。村は村内5小学校を統合して2022年4月に小中一貫校を開校するとしているが、計画に反対する議員が「待った」をかけた格好。4月には村長選が予定されており、小中一貫校開設の是非が大きな争点となりそうだ。[br] 小中一貫校の整備を巡っては、同議会が6日の本会議で、村内小学校を1校に統合する村立小中学校設置条例の一部改正案を否決している。[br] 12日の本会議では、予算特別委員会の中村國夫委員長が、同委員会で一般会計当初予算案から学校整備費を減額する修正動議が出され、修正案が可決されたことを報告。本会議では櫻庭豊太郎議長を除く11人で採決し、賛成6人、反対5人で修正案を可決した。修正案では学校整備費が除かれ、総額は39億3267万円となった。[br] 五枚橋久夫村長は閉会後の取材に対し、「学校整備をいつ、どのようにしたいかという具体的な対案が示されていない。今後についてはこれからだが、計画を理解してもらえるよう努めていく」と述べた。[br] 村議会事務局によると、当初予算の修正案が可決されたのは、1988年以来32年ぶり。