災害対策「女性の視点生かして」 青森でセミナー

防災活動への女性参画の重要性を訴える相川康子さん=8日、青森市
防災活動への女性参画の重要性を訴える相川康子さん=8日、青森市
女性の参画による防災力強化に向け、青森県は8日、青森市で防災セミナーを開いた。県内の女性消防団員ら約70人が専門家の講演などを通し、災害から命を守る取り組みや女性の視点を生かした災害対応の在り方について学んだ。 セミナーは県が取り組む「女性.....
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 女性の参画による防災力強化に向け、青森県は8日、青森市で防災セミナーを開いた。県内の女性消防団員ら約70人が専門家の講演などを通し、災害から命を守る取り組みや女性の視点を生かした災害対応の在り方について学んだ。[br] セミナーは県が取り組む「女性の参画による防災力向上事業」の一環。[br] 第1部では元神戸新聞社論説委員で、NPO政策研究所(大阪市)専務理事の相川康子さん(55)が「男女共同参画の視点で考える地域の防災・減災対策」と題して講演した。[br] 相川さんは平日の日中に起きた東日本大震災で多くの人が帰宅困難となり、家族同士が離れ離れになった状況に触れ、「災害対策は男性の仕事だという思い込みを捨てて、自助の力を高めることが重要だ」と強調した。[br] ▽災害の発生▽救命▽復旧▽復興―など一連の過程には老若男女の主体的な参加が不可欠といい、「女性の視点や柔らかい発想が必要だ」と呼び掛けた。[br] 第2部は県内各地で開催された防災ワークショップの報告などが行われた。防災活動への女性参画の重要性を訴える相川康子さん=8日、青森市