千葉さん(むつ)に協会賞/県農業経営研究協会

三上巽理事長から表彰を受ける千葉晋さん(中央)。右は妻修子さん=28日、青森市
三上巽理事長から表彰を受ける千葉晋さん(中央)。右は妻修子さん=28日、青森市
青森県農業経営研究協会(三上巽理事長)は、農業経営の改善に優れた業績を上げた個人や団体を表彰する第38回同協会賞に、むつ市で肉用牛の繁殖を行っている千葉晋さん(43)を選んだ。28日、青森市で表彰式が開かれた。 千葉さんは東日本大震災を機に.....
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 青森県農業経営研究協会(三上巽理事長)は、農業経営の改善に優れた業績を上げた個人や団体を表彰する第38回同協会賞に、むつ市で肉用牛の繁殖を行っている千葉晋さん(43)を選んだ。28日、青森市で表彰式が開かれた。[br] 千葉さんは東日本大震災を機に同市へUターンし、2011年から父の畜産業をサポート。13年には牛舎を別の場所に建て、父から事業を引き継いだ。[br] 肉用牛の繁殖では、子牛の人工哺乳期間を生後60日間から100日間に延長するといった独自のプログラムを考案。就農から6年間で繁殖牛を23頭から56頭に増やすことに成功した。[br] 表彰式で妻修子さんと共に登壇し、三上理事長から表彰状を受け取った千葉さんは「残りの人生とプライドを懸けて取り組んでいるので本当にうれしい」と感激した様子。下北地域で生産が拡大している夏秋イチゴの搾りかすを牛に与えるアイデアを披露し、「いずれは肥育まで手掛け、地域の人々においしい牛肉を食べてもらいたい」と意欲を語った。三上巽理事長から表彰を受ける千葉晋さん(中央)。右は妻修子さん=28日、青森市