病院船導入へ検討加速 超党派議連発足

設立総会であいさつする額賀福志郎会長(中央)。右端は事務局長の津島淳衆院議員=27日、国会
設立総会であいさつする額賀福志郎会長(中央)。右端は事務局長の津島淳衆院議員=27日、国会
災害時に海上で傷病者の治療などを行う「病院船」の実現に向け、「超党派・災害時医療等船舶利活用推進議員連盟」(会長・額賀福志郎元財務相)が27日、国会内で設立総会を開いた。船の建造コストといった課題を整理し、政府に導入を促す法案を議員立法で今.....
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 災害時に海上で傷病者の治療などを行う「病院船」の実現に向け、「超党派・災害時医療等船舶利活用推進議員連盟」(会長・額賀福志郎元財務相)が27日、国会内で設立総会を開いた。船の建造コストといった課題を整理し、政府に導入を促す法案を議員立法で今国会にも提出する。[br] 自民、公明、立憲民主など各党・会派の計7人が呼び掛け人になり、衆参両院の約40人で発足。青森県関係では津島淳衆院議員が事務局長に就いた。[br] 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、加藤勝信厚生労働相も病院船配備の検討を加速させると表明している。ただ、導入に向けては140億~350億円と見込まれる建造費が課題。議連では中古船の改造も視野に入れつつ、平時を含めた医療スタッフの確保など効果的な運用方法を探る。[br] 津島氏は総会後の取材に「まずは建造費の課題をクリアしなければならない」と強調し、今後の日程については「議論のスタートラインは各党会派でまちまちだ。どれぐらいの時間を要するかによって多少(法案提出が)延びる可能性もある」と述べた。設立総会であいさつする額賀福志郎会長(中央)。右端は事務局長の津島淳衆院議員=27日、国会