多賀台小児童が紙すき体験 三菱製紙グループが出前授業

パルプや古紙を使った紙すき体験に挑戦する児童
パルプや古紙を使った紙すき体験に挑戦する児童
八戸市立多賀台小(亀谷孝子校長)で21日、人と森林の関わりを題材とした出前授業が開かれた。参加した5年生27人は、三菱製紙八戸工場の社員らによる講演や紙すき体験を通して、身近な素材である紙について深く学ぶとともに、樹木の利用と保護に関心を高.....
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 八戸市立多賀台小(亀谷孝子校長)で21日、人と森林の関わりを題材とした出前授業が開かれた。参加した5年生27人は、三菱製紙八戸工場の社員らによる講演や紙すき体験を通して、身近な素材である紙について深く学ぶとともに、樹木の利用と保護に関心を高めた。[br] 出前授業は、三菱製紙グループが設立し、全国の小学校で森の循環などをテーマに出前授業を行っている「エコシステムアカデミー」が主催。[br] 児童は、社員らから紙ができるまでの流れや自然環境の変化について説明を受けた後、紙の原料となる針葉樹や広葉樹のパルプ、古紙を使った紙すき体験に挑戦した。パルプと水などを混ぜた溶液を木の型に流して形を整え、スポンジなどで脱水。新聞紙にはさんで加圧したり、アイロンで乾かしたりして、はがき大の紙を作った。[br] 紙の原料について初めて知ったという深澤雅希君(11)は「紙すきは難しかったが、こつをつかんだ。出来上がったはがきを、遠くに住むいとこに送ってみたい」と笑顔を見せた。パルプや古紙を使った紙すき体験に挑戦する児童