三沢おおぞら小で「防災おにぎり集会」

一戸実会長(右)と「防災おにぎり」を作る児童
一戸実会長(右)と「防災おにぎり」を作る児童
三沢市の六川目自主防災会(一戸実会長)は10日、市立おおぞら小(今田純一校長)で、「防災おにぎり集会」を実施し、全学年の児童84人が、非常時にも手軽に食べられるおにぎりを作りながら、防災意識を高めた。 東日本大震災の記憶を風化させず、おにぎ.....
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 三沢市の六川目自主防災会(一戸実会長)は10日、市立おおぞら小(今田純一校長)で、「防災おにぎり集会」を実施し、全学年の児童84人が、非常時にも手軽に食べられるおにぎりを作りながら、防災意識を高めた。[br] 東日本大震災の記憶を風化させず、おにぎり作りを通して食事のありがたさを実感してもらおうと、毎年実施している。[br] この日は総合学習室で、児童が一戸会長から震災の際に六川目地区が大きな被害を受けたことや、同校が避難所として活用されたことなどを学んだ。各教室では、茶碗に盛られたご飯をラップで包み、おにぎりを作った。ラップには、災害に対する心構えを表現した標語などを書いた。[br] 3年の田中仁君(9)は「津波に気を付けようとの思いを込めて作った。おいしい」と、自分の防災おにぎりに満足そうな様子。同じく3年で、ラップに「自分の身は自分で守る」と書いた岩間葵君(9)は「地震が来たら津波が来る前に早く逃げたい」と話した。[br] 一戸会長は、取材に「子どもたちには地震や津波の怖さを知って継承してもらいたい。そして食事に感謝の気持ちを持ってほしい」と語った。一戸実会長(右)と「防災おにぎり」を作る児童