若者ファン獲得へツイッター活用を 八学大生、八食センター活性化へアイデア

八食センターの活性化に向けたアイデアを提案する学生ら=13日、八戸市の八食センター
八食センターの活性化に向けたアイデアを提案する学生ら=13日、八戸市の八食センター
八戸学院大地域経営学部の加来聡伸准教授のゼミに所属する2、3年生計7人が、八戸市の八食センターを研究テーマに取り上げ、13日に八食の活性化に向けたアイデアを発表した。学生は若い世代の利用が少ない施設の現状に着目。SNS(会員制交流サイト)を.....
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 八戸学院大地域経営学部の加来聡伸准教授のゼミに所属する2、3年生計7人が、八戸市の八食センターを研究テーマに取り上げ、13日に八食の活性化に向けたアイデアを発表した。学生は若い世代の利用が少ない施設の現状に着目。SNS(会員制交流サイト)を有効活用した情報発信や八食とキャンプの連動など、若者の取り込みを目指す多彩な活性化策を披露した。[br] 2年生チームの2人は、若者の関心を引きやすいようにSNSを活用した情報発信方法を提案。特に利用者が多い「ツイッター」は情報拡散力が高いとし、面白い内容で話題を呼んでいる企業の特徴を紹介した。[br] 現在の八食のツイッターは更新頻度が低く、内容も若者向けではないという改善点を示し、「普段聞けないような情報は興味を引きやすい。SNSをうまく活用して若者のファンを獲得すべきだ」と助言した。[br] 3年生チームの5人は、若者を呼び込む方策としてキャンプとの“コラボレーション”を挙げた。アウトドアブームを背景に、関連市場の規模は拡大傾向にあるとし、八食の食材をバーベキュー用としてアピールするアイデアを提案した。[br] 豪華で快適なサービスを自然の中で受けられるキャンプスタイルの「グランピング」に注目し、「種差海岸でのキャンプをモデルにスタートしてはどうか。20代から30代の若者が増え、将来的な顧客の獲得にもつながる」と説明した。[br] 八食で開かれた発表会には、施設を運営する協同組合の関係者ら約20人が参加し、学生の発表に耳を傾けた。佐藤隆司理事長は取材に「学生の意見を生かしたい。一緒に活性化策を検討していく」と話した。八食センターの活性化に向けたアイデアを提案する学生ら=13日、八戸市の八食センター