青森―南京線の就航見送り 夏季、需要見込めず/上海吉祥航空

中国民用航空局に青森―中国・南京線の開設を申請していた(中国・上海市)が、夏季スケジュール(3月29日~10月24日)での定期便就航を見送ったことが13日、関係者への取材で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大により、路線を開設しても需要が.....
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 中国民用航空局に青森―中国・南京線の開設を申請していた(中国・上海市)が、夏季スケジュール(3月29日~10月24日)での定期便就航を見送ったことが13日、関係者への取材で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大により、路線を開設しても需要が見込めないため。同航空は「需要が回復すればチャーター便の運航を考えるが、計画が立てられない状態だ」としている。[br] 同社は昨年6月、中国当局に路線開設を申請した。同9月中旬からのチャーター便運航に向けて調整を進めていたが、中国当局が10月中旬まで新規就航、増便、チャーター便の審査を停止。調整が難航し、チャーター便運航や現行の冬季スケジュール(10月27日~3月28日)での定期便就航を見送っていた。[br] 同社日本支店の董蔚(とうい)支店長によると、今年に入って新型コロナウイルスの感染が拡大し、中国の旅行需要が大幅に減少した。同社の日中を結ぶ路線もキャンセルが多発し、「目の前のことをクリアしないと、次の話ができない」状況という。[br] 夏季は現段階では「スケジュールが入っていない」といい、新型コロナウイルス感染拡大の収束を待ち、路線の需要を判断してチャーター便運航や次の冬季を見据えた調整を図る考えだ。