青森県内4野党が八戸で対話集会 共通政策作成へ意見聴取

野党4党の青森県組織と有権者が意見を交わした対話集会=8日、八戸市のきざん八戸
野党4党の青森県組織と有権者が意見を交わした対話集会=8日、八戸市のきざん八戸
立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党の青森県組織は8日、八戸市のきざん八戸で有権者との対話集会「県民と語るつどい」を開いた。参加者からは中小企業や1次産業の支援、消費税増税、年金制度、労働者の賃金向上などに関する意見が出たほか、首相主催.....
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 立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党の青森県組織は8日、八戸市のきざん八戸で有権者との対話集会「県民と語るつどい」を開いた。参加者からは中小企業や1次産業の支援、消費税増税、年金制度、労働者の賃金向上などに関する意見が出たほか、首相主催の「桜を見る会」問題などを巡り、安倍政権への追及を求める声も上がった。[br] 八戸を中心とした有権者約130人が参加。政党からは、立民県連の山内崇代表、国民県連の田名部匡代代表、共産の松田勝県議、社民八戸総支部の山名文世代表らが出席した。[br] 冒頭、4党の代表者が各自の政策や国政の状況、県内経済の課題などを説明。田名部代表は「力を合わせて安倍政権を倒すだけでなく、どのような形で国を運営していくのかを示すことが重要」とあいさつした。[br] 参加者は質問を通して野党側に課題を提起。消費税率の引き上げと増税分の使途に関連し、田名部代表は「税金をどう分配するかが大事。本当に必要な部分に予算が使われているか、徹底して見直さなければならない」との考えを示した。[br] 山内代表は最低賃金について、「アベノミクスでは実質賃金が下がっている。格差是正のためには賃金問題は避けて通れない。最低賃金は全国一律で1300円から1500円を目指していくべきだ」とした。[br] 松田県議は「中小・零細企業では、従業員の問題と経営の問題は一体化している。働く人の待遇改善には経営支援が不可欠だ」と強調。山名代表は「さまざまな問題があっても安倍政権の支持率は落ちない。提起された課題を解決するには今の野党が選挙で勝たなければならない」と述べ、野党への支持を呼び掛けた。[br] 県内4党合同の対話集会は、共通政策の作成に反映させるのが目的。今回は弘前市に続いて2回目の開催で、今後は十和田市やむつ市などでも開く予定だ。野党4党の青森県組織と有権者が意見を交わした対話集会=8日、八戸市のきざん八戸