出会いは三社大祭…ゴールイン・山車組30周年に華

山車の前で写真に納まる山端翔弥さん(左)と千秋さん=1日午後0時45分ごろ、八戸市庁前
山車の前で写真に納まる山端翔弥さん(左)と千秋さん=1日午後0時45分ごろ、八戸市庁前
八戸三社大祭の山車作りがきっかけでゴールイン―。今年30周年を迎えた吉田産業グループ山車組で山車制作を担当する男女が、新元号・令和がスタートした5月1日に結婚した。夫婦となったのは、共に八戸市在住で会社員の山端翔弥さん(28)と千秋さん(2.....
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 八戸三社大祭の山車作りがきっかけでゴールイン―。今年30周年を迎えた吉田産業グループ山車組で山車制作を担当する男女が、新元号・令和がスタートした5月1日に結婚した。夫婦となったのは、共に八戸市在住で会社員の山端翔弥さん(28)と千秋さん(27)。「支えてくれた山車組のみんなに感謝したい」と、お通りが行われた1日、出陣前の山車と関係者の前で、はかまと白無垢むく姿で婚礼写真を撮影した。祭りが引き合わせた夫婦の誕生に、山車組のメンバーも祝福した。[br] 二人の出会いは7年前。長く山車制作に携わってきた父・好成さんの影響で、物心ついた頃から山車小屋に出入りしていた翔弥さんは、見慣れないかわいらしい女性に一目ぼれ。その年に山車組に入った千秋さんだった。[br] 「最初は全く興味がなくて」と千秋さん。だが、山車作りなどを通じて「(翔弥さんが)自分にないものを持っている」とだんだん心が引かれ、出会って2カ月で交際に発展した。[br] それからは山車組の中でも“公認の仲”となり、関係者の暖かなまなざしの中で二人は愛をはぐくんだ。[br] 山車制作責任者の舘順一さん(49)は「祭りが出会いの場所となり、結婚してくれたことはうれしい。これからも見守っていきたい」と目を細める。[br] この日は、強い日差しの中、関係者に囲まれ、和気あいあいとした雰囲気で撮影を終えた。[br] 17日に結婚式を控える山端さん夫妻は「みんなが祝ってくれたので、緊張しなかった。ちょっと恥ずかしかったけど」とにっこり。かけがえのない仲間たちに囲まれ、永遠の愛を誓っていた。山車の前で写真に納まる山端翔弥さん(左)と千秋さん=1日午後0時45分ごろ、八戸市庁前