【青銀、みち銀経営統合】成田、藤澤両頭取 一問一答

会見する成田晋頭取(左)と藤澤貴之頭取=14日、青森市
会見する成田晋頭取(左)と藤澤貴之頭取=14日、青森市
経営統合の協議入りに基本合意した青森銀行の成田晋頭取とみちのく銀行の藤澤貴之頭取は14日、青森市で共同記者会見を開き、互いの強みや今後の展望について語った。主なやりとりは次の通り。 ―両行の強みは。 成田頭取 青銀は自治体や中堅以上の事業者.....
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 経営統合の協議入りに基本合意した青森銀行の成田晋頭取とみちのく銀行の藤澤貴之頭取は14日、青森市で共同記者会見を開き、互いの強みや今後の展望について語った。主なやりとりは次の通り。[br][br] ―両行の強みは。[br] 成田頭取 青銀は自治体や中堅以上の事業者との取引が多い。みち銀は中堅中小、個人融資で一日の長がある。医療、アグリなどの業種でも一歩先んじている。[br] 藤澤頭取 強みに違いがあり、それはチャンスと捉えている。互いの良い所を見つけていきたい。[br][br] ―地域へのメリットは。[br] 成田頭取 仮に単独で頑張るとすれば店舗や現金自動預払機(ATM)の削減を推し進めないと難しい。両行の体力があるうちに形づくることが大切だと考えた。[br] 藤澤頭取 両行が違った歴史やお客さまを持っている。培った別々のスキルや強みを一緒にすることで質の高い提案ができる。[br][br] ―店舗統合や人員削減はあるのか。[br] 成田頭取[br] 両行で隣り合わせの店舗も多数あり、効率化のために見直しの対象となるだろう。人員は新事業の領域に振り向けたい。[br] 藤澤頭取 リストラは一切想定していない。同じく余剰人員を新ビジネスに生かしたい。[br][br] ―融和をどう図る。[br] 成田頭取 現実的には人事交流がある。長崎などの全国の統合例を参考に進めたい。[br] 藤澤頭取 統合するからには新しい銀行、金融グループだと組織に根付かせることが大切だと思う。[br][br] ―取引先への影響や今後の企業支援は。[br] 成田頭取 統合、合併したからといって融資が受けられなくなるなどの心配はご無用だ。[br] 藤澤頭取 地域、お客さまのためという基本的な姿勢は今後も変わらない。[br] ―対等合併となるのか。[br] 成田頭取 客観的な数字の評価があり、その辺は違いがあろうかと思う。 藤澤頭取 対等合併の言葉の意図は別として、互いの良い部分を見つけて残していくのが対等の精神だと考える。会見する成田晋頭取(左)と藤澤貴之頭取=14日、青森市