駐日大使にエマニュエル氏 オバマ政権首席補佐官

 ラーム・エマニュエル氏(ゲッティ=共同)
 ラーム・エマニュエル氏(ゲッティ=共同)
【ワシントン共同=池田快】バイデン米政権が、オバマ元大統領の首席補佐官を務めたラーム・エマニュエル前シカゴ市長(61)を駐日大使に起用する方向で最終調整に入ったことが11日分かった。複数の関係者が明らかにした。就任には上院の承認が必要となる.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 【ワシントン共同=池田快】バイデン米政権が、オバマ元大統領の首席補佐官を務めたラーム・エマニュエル前シカゴ市長(61)を駐日大使に起用する方向で最終調整に入ったことが11日分かった。複数の関係者が明らかにした。就任には上院の承認が必要となる。首席補佐官時代に副大統領だったバイデン大統領とも関係が近く、バイデン政権で閣僚候補の一人との見方も強かった。[br][br] 就任すれば、バイデン政権が世界の覇権を争う「唯一の競争相手」と位置付ける中国に対抗するために、日米同盟の一層の強化を担うことになる。政治手法は「剛腕」との評もある。[br][br] エマニュエル氏は下院議員を経て、2009~10年に大統領首席補佐官として、オバマ政権の医療保険改革や金融規制改革などで議会対策を取り仕切った。その後、オバマ氏の地元、シカゴ市長に転身し、11~19年にわたり2期務めた。[br][br] 駐日大使ポストは、ハガティ前大使が19年7月に離任後、空席が続き、ヤング首席公使が臨時代理大使を務めている。トランプ前大統領は20年3月、米シンクタンクのハドソン研究所所長だったワインスタイン氏を指名したが、大統領選でバイデン氏に敗れ、人事は白紙になった。[br][br] 関係者によると、バイデン政権の駐中国大使には元国務次官のニコラス・バーンズ氏を起用する方向で調整が進んでいる。 ラーム・エマニュエル氏(ゲッティ=共同)