独立派2党で過半数/英スコットランド議会選

【ロンドン共同】英北部スコットランド議会選(6日投票、定数129)は8日開票が終了し、BBC放送によると、英国からの独立を志向する地域政党スコットランド民族党(SNP)が第1党を維持した。単独過半数には1議席届かなかったが、独立派の小政党ス.....
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 【ロンドン共同】英北部スコットランド議会選(6日投票、定数129)は8日開票が終了し、BBC放送によると、英国からの独立を志向する地域政党スコットランド民族党(SNP)が第1党を維持した。単独過半数には1議席届かなかったが、独立派の小政党スコットランド緑の党との合計で過半数となった。[br][br] SNPは、スコットランド独立の是非を問う住民投票の実施を党是としている。ただ住民投票の許可権限を持つジョンソン首相は繰り返し反対の立場を示しており、対立が深まるのは必至。投票実施の是非を巡り法廷闘争に発展する可能性も指摘されている。[br][br] BBCによると、SNPは64議席、同じく住民投票を目指すスコットランド緑の党が8議席。[br][br] ジョンソン氏は8日付の英紙とのインタビューで「経済を立て直し、結束して前へ進むことを国民が望む今、国をばらばらにする議論をすべきではない」と訴えた。SNPのスタージョン党首は同日の記者会見で、民意を阻む「正当な理由はない」と反論した。新型コロナウイルスの感染収束のめどが立ち次第、投票実施を目指す方針だ。[br][br] スコットランドでは2014年にも住民投票が行われ、独立が否決された。スタージョン氏は、地元で反対が根強い欧州連合(EU)離脱を英国が果たしたことで14年当時と状況が一変したと主張。再び住民投票で独立の是非を問うことを公約に掲げていた。