設工認審査遅れ「見通し甘かった」/原燃会見

日本原燃の増田尚宏社長は28日の定例会見で、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の安全対策工事に向けた詳細設計認可(設工認)の審査が予定より遅れている状況について、「全体として何を説明すべきかという見通しが甘かった」と述べた。 設工認を巡っ.....
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 日本原燃の増田尚宏社長は28日の定例会見で、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の安全対策工事に向けた詳細設計認可(設工認)の審査が予定より遅れている状況について、「全体として何を説明すべきかという見通しが甘かった」と述べた。[br][br] 設工認を巡っては、昨年6月に原子力規制庁が審査の基本方針を提示した。原燃は12月、方針に基づいて初回申請を行ったが、審査を通じて重要となる申請対象設備のリスト化などに不備があり、本格的な議論は進んでいない。 増田社長は「10年前に一度(旧規制当局から)認可をもらった設備へのこだわりが強すぎた」と、新基準の下で進む設工認審査に対応できていなかったことを遅れの理由に挙げた。[br][br] 一方、「各電力の支援を得てからは議論がかみ合い始めている」と強調。5月中にリスト化などで規制庁の了承が得られれば1カ月遅れで審査を進められるとし、「完工目標はしっかりと守れる」との認識を示した。