【野球・二刀流進化】名将との関係密に 活躍の場広げる大谷

 米大リーグのレンジャーズ戦に「2番・投手」で投打同時出場したエンゼルス・大谷翔平。2回に2点二塁打を放ち(右)、5回を投げて4失点で3季ぶりに勝利投手となった=26日、アーリントン(共同)
 米大リーグのレンジャーズ戦に「2番・投手」で投打同時出場したエンゼルス・大谷翔平。2回に2点二塁打を放ち(右)、5回を投げて4失点で3季ぶりに勝利投手となった=26日、アーリントン(共同)
投打同時出場や登板日前後の打者出場、7季ぶりの野手守備などエンゼルスの大谷はメジャー4年目で漫画のように活躍の場を広げている。通算1289勝の名将マドン監督との密な関係が、その背景にある。 2月中旬のアリゾナ州テンピでのキャンプ序盤だった。.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 投打同時出場や登板日前後の打者出場、7季ぶりの野手守備などエンゼルスの大谷はメジャー4年目で漫画のように活躍の場を広げている。通算1289勝の名将マドン監督との密な関係が、その背景にある。[br][br] 2月中旬のアリゾナ州テンピでのキャンプ序盤だった。監督は今季の起用法を「登板前日の出場は故障のリスクを冒したくない」と説明していた。だが、大谷は「軽い会話だったら毎日するし、体調の変化も会えば話す」と言うように、就任2年目の指揮官とのコミュニケーションを深め、主張を続けた。[br][br] その結果、約1カ月後に監督は「大事なのはいつ休みが必要かということ」と従来の方針にこだわらない姿勢に軟化した。もともと斬新なアイデアの持ち主とあって投打同時出場も大谷の希望を受け入れ、オープン戦でテストした。[br][br] 大谷の右肘手術からここまでの約2年半、球団関係者は「弱音は一度も聞いたことがない」と述懐した。長く苦しいリハビリに耐え、進化した投打の「二刀流」に、監督は「今日の彼を見て楽しめないなら野球に魅了されることはない」と最大級の賛辞を贈った。 米大リーグのレンジャーズ戦に「2番・投手」で投打同時出場したエンゼルス・大谷翔平。2回に2点二塁打を放ち(右)、5回を投げて4失点で3季ぶりに勝利投手となった=26日、アーリントン(共同)