東北電ネットワーク、誤設定で再生エネ出力制御

東北電力ネットワークは27日、再生可能エネルギー事業者に一時的な発電停止を指示する出力制御を25日に誤って実施したと発表した。同社サーバーの設定ミスが原因で、本来は必要がないのに制御した。同社は事業者が得られるはずだった売電収入を補償する。.....
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 東北電力ネットワークは27日、再生可能エネルギー事業者に一時的な発電停止を指示する出力制御を25日に誤って実施したと発表した。同社サーバーの設定ミスが原因で、本来は必要がないのに制御した。同社は事業者が得られるはずだった売電収入を補償する。[br][br] 誤って制御された発電設備は東北6県と新潟県で1066カ所(2万7千キロワット)。うち青森県内は太陽光50カ所(3千キロワット)、風力3カ所(49キロワット)。[br][br] 同社によると、制御は同社サーバーから事業者の制御装置に配信される情報に基づき自動的に行われる。設定を誤り、需給見通しを踏まえた最新情報が一部に届かなかった。当初、25日は制御の可能性が高いとされていた。[br][br] 再生可能エネルギーの出力制御は、電力需要が減少する時期に、火力発電の出力調整などでも供給過多を解消できない場合に行う。同社での実績はなく、大型連休中に初めて実施する見込みとなっている。