【ワクチン接種】条件付きで歯科医も注射可能に 

 厚労省で開かれた有識者懇談会=23日
 厚労省で開かれた有識者懇談会=23日
厚生労働省は23日、新型コロナウイルスワクチンの接種で、医師や看護師に限られていたワクチン注射を歯科医師にも容認することを決めた。医師がいる集団接種会場に限定することなどを条件としている。同日の有識者懇談会が了承した。 懇談会は、医師法上の.....
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 厚生労働省は23日、新型コロナウイルスワクチンの接種で、医師や看護師に限られていたワクチン注射を歯科医師にも容認することを決めた。医師がいる集団接種会場に限定することなどを条件としている。同日の有識者懇談会が了承した。[br][br] 懇談会は、医師法上の特例として、(1)歯科医師の協力なしに集団接種が困難(2)歯科医師が筋肉注射の経験があるか、必要な研修を受けている(3)接種者の同意を得ている―との条件を満たせば可能と判断した。自治体は医師や看護師の確保が困難な場合、歯科医師会などに協力要請できるようになる。厚労省は近く、自治体に事務連絡を出す。[br][br] ファイザー社とのワクチン追加供給に関する実質合意を受け、菅義偉首相は19日、16歳以上の国民全員分で「9月までに供給されるめどが立った」と表明。高齢者接種は5月のゴールデンウイーク明けから本格化の見込みだが、接種の担い手不足が課題となっていた。[br][br] 厚労省が3月、全国1741自治体を対象に、学校や公民館などに設ける予防接種会場の人材確保状況を調査。回答した1402自治体では「医師不足」が18・1%、「看護師不足」が22・8%に上っていた。 厚労省で開かれた有識者懇談会=23日