コロナウイルス不活化に期待、アンデス電気の業務用除菌剤 弘大など効果確認

アンデス電気が製造・販売する除菌剤=19日、八戸市
アンデス電気が製造・販売する除菌剤=19日、八戸市
電子デバイス機器の製造などを手掛ける八戸市の「アンデス電気」(安田年孝社長)が製造・販売する業務用除菌剤「AK―2」が、弘前大大学院医学研究科などの評価試験でコロナウイルスに対する高い不活化効果が確認された。同社は今後、医療・福祉施設などに.....
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 電子デバイス機器の製造などを手掛ける八戸市の「アンデス電気」(安田年孝社長)が製造・販売する業務用除菌剤「AK―2」が、弘前大大学院医学研究科などの評価試験でコロナウイルスに対する高い不活化効果が確認された。同社は今後、医療・福祉施設などに商品を提案し、販路を拡大していく考え。[br][br] 除菌剤はノンアルコール。成分はホタテ貝殻の焼成カルシウムやグレープフルーツの種子から抽出したエキス、クエン酸ナトリウム、精製水で天然由来。2008年から販売しており、除菌剤のニーズ増加を見据え、同大と「食環境衛生研究所」(前橋市)の2機関に評価試験を依頼した。事業には青森県医工連携推進事業補拠金を活用した。[br][br] 同社によると、試験は新型コロナウイルスと同じ種類のウイルスを使って実施され、99%以上の不活化効果が確認された。[br][br] 同社営業部の泉谷幸彦専任参事は「医療機関や介護施設をはじめ、公共施設での使用も今後提案していきたい」と話している。アンデス電気が製造・販売する除菌剤=19日、八戸市