【松山マスターズV】高い技術で経験生かす 同一コース、連覇も期待

 米ゴルフのマスターズ・トーナメントで、日本男子初のメジャー制覇を果たし、トロフィーを手に笑顔の松山英樹=11日、オーガスタ・ナショナルGC(共同)
 米ゴルフのマスターズ・トーナメントで、日本男子初のメジャー制覇を果たし、トロフィーを手に笑顔の松山英樹=11日、オーガスタ・ナショナルGC(共同)
男子ゴルフの松山英樹が11日閉幕のマスターズ・トーナメントで日本男子初のメジャー制覇を果たした。「祭典」の頂点に立った戦いぶりと今後の展望を探る。 65の快進撃で首位に立った第3日の18番。2打目を奥に外し、打ち下ろしとなった残り25ヤード.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 男子ゴルフの松山英樹が11日閉幕のマスターズ・トーナメントで日本男子初のメジャー制覇を果たした。「祭典」の頂点に立った戦いぶりと今後の展望を探る。[br][br] 65の快進撃で首位に立った第3日の18番。2打目を奥に外し、打ち下ろしとなった残り25ヤードの第3打で観衆をうならせた。ショットの勢いをグリーン直前の短い上りで殺し、ピン手前60センチにぴたり。パーを拾った絶妙な小技は大きな武器だった。[br][br] 4日間の平均飛距離288・6ヤードは決勝に進んだ54選手中47位。一方でパーオン率は7位(69・44%)、グリーンを外しながらパーセーブした確率は2位(72・73%)。高水準のアイアンショットと技術で、出場10度の豊富な経験を生かした。[br][br] 「どう打ったらどう返ってくるとか、彼はよく知っている」と早藤将太キャディー。マスターズはメジャーで唯一、会場が毎年同じ。オーガスタ・ナショナルGCはコースの起伏が独特で、初出場優勝は1979年が最後と、経験がより重みを増す舞台といえる。[br][br] 米国ゴルフ協会などの調査では、一昨年の米欧両ツアーの平均飛距離は294ヤード。2013年以降、年に1ヤードのペースで伸びている。近年、ブライソン・デシャンボー(米国)ら飛ばし屋が目立つが、松山は「あそこまでの距離を出すのは難しい。マネジメントなどを考えながらやるのが大事」と語っていた。[br][br] 言葉通りにオーガスタを攻略。大会2連覇となれば01、02年のタイガー・ウッズ(米国)以来だ。壁を越え、自信を深めた松山は大スターに続く偉業を狙う。 米ゴルフのマスターズ・トーナメントで、日本男子初のメジャー制覇を果たし、トロフィーを手に笑顔の松山英樹=11日、オーガスタ・ナショナルGC(共同)