情報寄せた人物「話せない」 発議者が証言拒否/十和田市議会百条委

一部の十和田市議が市職員に不当な圧力をかけた疑いがあるとして、市議会が設置した「パワーハラスメント調査特別委員会」(百条委員会)の5回目の会合が30日、市役所で開かれた。委員会設立を発議した戸来伝議員が証人として出席したが、不当圧力の情報を.....
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 一部の十和田市議が市職員に不当な圧力をかけた疑いがあるとして、市議会が設置した「パワーハラスメント調査特別委員会」(百条委員会)の5回目の会合が30日、市役所で開かれた。委員会設立を発議した戸来伝議員が証人として出席したが、不当圧力の情報を寄せた人物について、「話せない」と証言を拒否した。百条委は調査に強制力があり、正当な理由なしに証言を拒んだ場合などは処罰の対象になる。委員会は次回会合で、戸来氏の証言拒否への対応を協議する。[br][br] 疑惑は2021年度当初予算案の編成過程で、市議会が導入するタブレット端末について、堰野端展雄議員の圧力により付属品の予算が復活した―とされる。これまでの委員会で、堰野端議員と圧力を受けたとされる市職員は、ともに「圧力はなかった」と疑惑を否定している。[br][br] 戸来議員は情報を寄せた人物について、「3階(財政部門があるフロア)の職員」としたが、「公益性のある通報であり、通報者を守る観点から言えない」と人物名を明かさなかった。[br][br] これに対し、自民公明クの委員らは「(情報を寄せた)第三者が明かされず、情報の信ぴょう性に欠ける」などと反発した。[br][br] 次回は4月8日に会合を開き、前回、不当圧力はあったと主張した前副市長の西村雅博氏と、財政部門の職員2人から話を聞く。