名農高研究チーム、農業推進コン東北審査で入賞

「2020年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」東北審査で東北農政局長賞を受けた、青森県立名久井農業高園芸科学科果樹専攻班の研究チーム「TEAM PINE」のメンバー
「2020年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」東北審査で東北農政局長賞を受けた、青森県立名久井農業高園芸科学科果樹専攻班の研究チーム「TEAM PINE」のメンバー
農林水産省が主催する「2020年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」で、青森県立名久井農業高園芸科学科果樹専攻班の研究チーム「TEAM PINE」の取り組みが、東北地方の優れた事例に贈られる東北農政局長賞(有機農業・環境保全型農業.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 農林水産省が主催する「2020年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」で、青森県立名久井農業高園芸科学科果樹専攻班の研究チーム「TEAM PINE」の取り組みが、東北地方の優れた事例に贈られる東北農政局長賞(有機農業・環境保全型農業部門)を受賞した。摘果果実の堆肥化や農業用ドローンによる果実の受粉など、地域の特産品生産を支援する研究が高い評価を受けた。生徒は「農家の安全向上や負担軽減へ向け、さらに取り組みを進めたい」と話している。[br][br] 同コンクールは持続可能な農業の確立を目指し、意欲的に経営や技術改善に取り組んでいる農業者らを、有機農業・環境保全型農業部門とGAP(農業生産工程管理)部門に分けて表彰している。東北審査では両部門それぞれ四つの事例が選ばれた。[br][br] 同校研究チームは、同高の園地で摘果したリンゴと桃の活用策を検討し、植物性乳酸菌による堆肥化に挑戦。初めは果実をそのまま使ったが発酵がうまくいかず、小さく切る改良を加えた。[br][br] 農業用ドローンの活用では民間企業と共同で溶液受粉に取り組んでいるほか、空撮を使った剪定(せんてい)も導入。子どもの農業体験受け入れや、南部町と連携した「農援ボランティア」などの地域貢献活動も評価された。[br][br] 園芸科学科2年の研究班リーダー、船田歩美さん(17)は「先輩や仲間で取り組んだ研究で結果を残せてうれしい。摘果の堆肥はまだ少量しか作っていないが、今後は製造量を増やして実用化につなげたい」と述べた。[br][br] 県内からは、ほかに東北審査GAP部門で青森農産(新郷村)が東北農政局長賞を受けた。「2020年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」東北審査で東北農政局長賞を受けた、青森県立名久井農業高園芸科学科果樹専攻班の研究チーム「TEAM PINE」のメンバー