二ツ森貝塚館(七戸)がプレオープン 世界遺産登録に向け機運

貝塚をそのままはぎ取った地層の断面の展示=25日、七戸町
貝塚をそのままはぎ取った地層の断面の展示=25日、七戸町
七戸町にある縄文遺跡・二ツ森貝塚の出土品などを展示する二ツ森貝塚館が25日、同町鉢森平にプレオープンした。町では初めての本格的な展示施設となり、世界文化遺産登録に向けた機運が高まると、関係者らが期待を寄せている。 同貝塚は、2021年の世界.....
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 七戸町にある縄文遺跡・二ツ森貝塚の出土品などを展示する二ツ森貝塚館が25日、同町鉢森平にプレオープンした。町では初めての本格的な展示施設となり、世界文化遺産登録に向けた機運が高まると、関係者らが期待を寄せている。[br][br] 同貝塚は、2021年の世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つ。大規模集落遺跡として、1998年に国史跡指定を受けた。[br][br] 同館は遺跡の近くで、廃校となった町立天間東小の校舎1階部分を、町が展示スペースとして改修した。総事業費は1億1988万円で、展示施設の延べ床面積は482平方メートル。[br][br] 常設展示のメインは、貝塚をそのまま剥ぎ取った地層の断面で、貝殻やシカの骨などを発掘当時の状態で見ることができる。土器や県重宝となっている出土品なども並ぶ。[br][br] 同日は小又勉町長らがテープカットを行った後、二ツ森神楽保存会が門打ちを披露し、オープンを祝った。[br][br] 小又町長は「遺跡の魅力がより伝わるようになる。ぜひ多くの人に足を運んでほしい」とPRした。 開館は4月2日。入場無料。開館時間は午前10時~午後4時。休館日は月曜、祝日の翌日と年末年始。貝塚をそのままはぎ取った地層の断面の展示=25日、七戸町