【センバツ】不安材料の守備、要所で乱れ失点

【八戸西―具志川商】7回具志川商2死一、三塁、八戸西は盗塁阻止を狙った捕手大釜温斗の二塁送球が悪送球となり、8点目を許す。中央は八戸西の相前雄一朗
【八戸西―具志川商】7回具志川商2死一、三塁、八戸西は盗塁阻止を狙った捕手大釜温斗の二塁送球が悪送球となり、8点目を許す。中央は八戸西の相前雄一朗
「打ち勝つ野球」を目指し、一冬の練習時間の大半を打撃に割いてきた八戸西。守備練習は雪や凍結の影響もあり、ほとんどできていなかった。それだけに「失策は想定済み」(小川貴史監督)だったが、皮肉にも初戦は要所で守備が乱れ、試合の流れを失った。 象.....
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 「打ち勝つ野球」を目指し、一冬の練習時間の大半を打撃に割いてきた八戸西。守備練習は雪や凍結の影響もあり、ほとんどできていなかった。それだけに「失策は想定済み」(小川貴史監督)だったが、皮肉にも初戦は要所で守備が乱れ、試合の流れを失った。[br][br] 象徴的だったのは二回だ。本調子にはほど遠いエース福島蓮が連打で2失点し、なお1死一塁。「これ以上の失点は避けたかった」(小川監督)状況で、福島が中前打を浴びた。処理に当たった中堅は三塁に悪送球。傷口を広げてこの回さらに2失点した。[br][br] 4点差として迎えた七回も、暴投や捕手の二塁悪送球も絡んで2失点。小川監督は「初歩的なミスで自滅した格好。冬場に練習できなかったことを言い訳にはしたくはない。仕方ない」と肩を落とした。[br][br] 今大会は事前の甲子園練習も実施されず、初出場のチームにとっては準備が不十分なまま本番を迎えた。宮﨑一綺主将は「球場の土の硬さに慣れず、打球のバウンドも読みづらかった。取れるアウトを取れていれば…」と反省しきりだった。[br][br] 失策は4。記録に表れないミスもあった。今回あらためて浮き彫りになった守備の課題。このままでは終われない。小川監督は「徹底して改善する。夏は今大会とは違った“西高野球”を目指す」とチームのさらなる進化へ決意を新たにしていた。【八戸西―具志川商】7回具志川商2死一、三塁、八戸西は盗塁阻止を狙った捕手大釜温斗の二塁送球が悪送球となり、8点目を許す。中央は八戸西の相前雄一朗