震災振り返り防災意識高める おいらせ町が集会

町職員のプレゼンテーションなどを通じて防災への意識を高める参加者
町職員のプレゼンテーションなどを通じて防災への意識を高める参加者
おいらせ町は14日、東日本大震災からの復興状況や現在の災害想定などを紹介する、防災集会を同町のみなくる館で開いた。町民約50人が参加し、防災への意識を高めた。 発生から10年を迎えた東日本大震災を振り返り、後世に伝えるとともに、今後の災害に.....
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 おいらせ町は14日、東日本大震災からの復興状況や現在の災害想定などを紹介する、防災集会を同町のみなくる館で開いた。町民約50人が参加し、防災への意識を高めた。[br][br] 発生から10年を迎えた東日本大震災を振り返り、後世に伝えるとともに、今後の災害に備えてもらおうと町が企画した。[br][br] 集会は4部構成で実施。町職員が、震災直後から本年度までのあゆみを紹介したほか、津波や洪水の浸水想定区域などについて説明。第3部では、コロナ禍での分散避難や検温、段ボールの間仕切りなどを利用した避難所での対策を踏まえ、災害への備えを呼び掛けた。[br][br] 参加者のフロアトーク終了後、小向仁生副町長が「(災害時に)役場は最善を尽くすが、まずは自分、家族、地域住民の命を守る意識を持ってほしい」と訴えた。[br][br] 同町洋光台6丁目の澤目国弘さん(61)は「あらためて防災ついて考える機会になった。今後は自分の命を守り、地域の人々も助けられるように防災の知識を深めていきたい」と話した。町職員のプレゼンテーションなどを通じて防災への意識を高める参加者