下水道事業など「指摘」28件 20年度青森県の外部監査

三村申吾知事(右)に監査結果を報告する青森県包括外部監査人の鳩健二公認会計士=18日、県庁
三村申吾知事(右)に監査結果を報告する青森県包括外部監査人の鳩健二公認会計士=18日、県庁
青森県の外部監査制度に基づき、県包括外部監査人の鳩健二公認会計士(八戸市)は18日、県庁で三村申吾知事に2020年度の監査結果報告書を提出した。県の下水道と工業用水道事業を監査した結果、著しい法令違反はなかったが、条例などの違反に当たる「指.....
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 青森県の外部監査制度に基づき、県包括外部監査人の鳩健二公認会計士(八戸市)は18日、県庁で三村申吾知事に2020年度の監査結果報告書を提出した。県の下水道と工業用水道事業を監査した結果、著しい法令違反はなかったが、条例などの違反に当たる「指摘」は28件、運営合理化に向け改善を要望する「意見」は43件あった。[br][br] 下水道と工業用水道事業の財務事務ついて、執行や管理の状況を監査した。対象は、県都市計画課や県建設技術センターなど計7カ所。[br][br] 監査では、施設整備計画などの基礎となる固定資産台帳の一部で、データの登録ミスが見つかった。データの誤りは長年にわたり決算数値に影響を与えるとして、鳩氏は「台帳の適切な維持管理のためにも、データ登録時のチェック体制を整備するのが望ましい」と求めた。[br][br] このほか、工事契約の透明性と公正性の向上や、長期的な経営戦略を提示する必要性などを指摘した。[br][br] 三村知事は「改善するよう担当部署に指示したい」と応じた。[br][br] 監査結果や県の対応策は県報で公表する。三村申吾知事(右)に監査結果を報告する青森県包括外部監査人の鳩健二公認会計士=18日、県庁