プロ野球のオープン戦は26日の開幕戦に向け終盤戦に入った。11球団で決まった開幕投手の現状をチェックした。[br][br] 楽天は昨季最多勝の涌井が3年ぶり10度目で3球団目での大役を担う。オープン戦や打撃投手で順調に調整し「石井監督の最初の試合なのでウイニングボールを渡せるように頑張る」と意気込む。米大リーグから8年ぶりに復帰した田中将は開幕2戦目に先発予定だ。[br][br] 巨人は菅野が4年連続7度目に務める。オフに米大リーグ移籍が実現せず、今季はプレートを踏む位置を三塁側から一塁側にし、カーブを磨いた。開幕戦では4勝を挙げており、5勝目となれば球団最多記録となる。[br][br] 広島の大瀬良は昨秋に受けた右肘手術を乗り越え3年連続3度目の大役にこぎ着けた。日本ハムは有原が米大リーグに移籍し、上沢が2年ぶり2度目で務める。ヤクルトは2年ぶり5度目の小川に順当に決まった。[br][br] 6人が初めて開幕投手を任された。オリックスの山本はチームが開幕戦に9連敗中で「悪い流れを断ち切り、いい開幕にできるように投げたい」と意気込む。ロッテは昨季自己最多の9勝を挙げた二木が、西武は緩急を磨いた高橋が初陣に臨む。[br][br] エースが調整の遅れで回避したチームもある。阪神は西勇に持病のぜんそくが出て昨季1勝の藤浪が務める。ソフトバンクは両ふくらはぎが不調の千賀に代わり石川が、中日は昨季沢村賞に輝いた大野雄の仕上がりが遅れ、福谷が先陣を切る。[br][br] DeNAは三浦新監督が20日の出陣式で開幕投手を発表する方針。自ら志願した浜口、昨季のチーム勝ち頭の大貫らが候補となる。