かねよし水産(八戸)が破産 負債額6918万円

民間信用調査会社の東京商工リサーチ、帝国データバンク両八戸支店によると、生鮮魚介類・水産加工品卸売業の「かねよし水産」(八戸市、吉田利光社長)は12日までに、青森地裁八戸支部から破産手続きの開始決定を受けた。負債額は6918万円。破産管財人.....
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 民間信用調査会社の東京商工リサーチ、帝国データバンク両八戸支店によると、生鮮魚介類・水産加工品卸売業の「かねよし水産」(八戸市、吉田利光社長)は12日までに、青森地裁八戸支部から破産手続きの開始決定を受けた。負債額は6918万円。破産管財人には小野恭弁護士(同市)が選任された。[br][br] 1975年に個人創業、80年に株式会社「八戸かねよし」として設立し、2008年に現在の称号となった。ボタンエビやヒラメ、アナゴといった鮮魚、活魚を中心に取り扱い、青森、岩手、秋田3県の寿司店や居酒屋、仕出し店などに販路を構築。ピーク時の14年7月期には売上高2億7472万円を計上した。[br][br] しかし、16年以降は八戸港の不漁のあおりを受け、計画通りの仕入れができず減収傾向に。新型コロナウイルスの影響も加わり得意先からの需要が減少した。[br][br] 20年は最終赤字が1008万円に達し、資金繰りが切迫。経営改善の見通しも立たないことから事業継続を断念した。[br][br] 破産の開始決定は3日付。負債の大半は金融債務とみられ、債権者数は現在確認中。