次来る災害への備えを はっちで八戸工大3・11防災展、14日まで 

被災状況の調査結果や防災研究の成果を伝えている会場
被災状況の調査結果や防災研究の成果を伝えている会場
八戸工業大(坂本禎智学長)による「3・11防災展示~東日本大震災から10年、そしてこれからも~」が10日、八戸市の「はっち」ギャラリー2で始まった。学生や教授らによる東北地方の被災状況の調査や、復興への取り組みをパネルや写真で伝えている。1.....
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 八戸工業大(坂本禎智学長)による「3・11防災展示~東日本大震災から10年、そしてこれからも~」が10日、八戸市の「はっち」ギャラリー2で始まった。学生や教授らによる東北地方の被災状況の調査や、復興への取り組みをパネルや写真で伝えている。14日まで。[br][br] 田子町や二戸市の盛り土の被害、岩手県沿岸部などの災害廃棄物調査の内容を展示。そのほか、防災教室の開催や、岩手県山田町の防波堤に町民と壁画を制作する、町民の心理的復興研究などについて報告している。[br][br] 同大大学院工学研究科社会基盤工学専攻の堀合紳弥さん(24)は10年前、同町で被災したことを受け、高齢化の進む同町を対象に調査。千島・日本海溝沿いを震源とする地震が発生したと仮定し、年代別に避難所への未到達割合などの解析を行った。堀合さんは取材に「震災を振り返るだけでなく、次に来る災害へ備えるきっかけにしてほしい」と力を込めた。[br][br] 入場無料。時間は午前10時~午後5時。被災状況の調査結果や防災研究の成果を伝えている会場