電源喪失に備え訓練 原燃が報道陣に公開

電源車からケーブルを敷設する運転員=9日、六ケ所村
電源車からケーブルを敷設する運転員=9日、六ケ所村
日本原燃は9日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)構内で、工場の電源喪失に備えた訓練を実施し、報道陣に公開した。普段は中央制御室で再処理工程の管理を担う運転員10人が屋外で応急的に電源を確保する手順などを確認した。 原燃は定期的に訓練を実.....
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 日本原燃は9日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)構内で、工場の電源喪失に備えた訓練を実施し、報道陣に公開した。普段は中央制御室で再処理工程の管理を担う運転員10人が屋外で応急的に電源を確保する手順などを確認した。[br][br] 原燃は定期的に訓練を実施。今回は地震によって外部電源を喪失し、自動で立ち上がるはずの非常用ディーゼル発電機も起動しなかった場合を想定した。[br][br] この日は、水が放射線で分解され発生する水素を取り除く可搬型空気圧縮機と、プルトニウムやウランが含まれる溶液や廃液を冷やすのに必要な電源確保用の電源車の起動訓練を実施。運転員はケーブルの敷設や接続の方法を指さししながら丁寧に確認した。[br][br] 再処理工場運転部の荒町忠保統括当直長は訓練後の取材に「福島のような事故を起こさないよう、これからも地域の安全安心を得られるように訓練を継続したい」と話した。電源車からケーブルを敷設する運転員=9日、六ケ所村