宿泊療養者の約3割に後遺症/青森県議会一般質問

青森県議会は4日、一般質問を続行し、4議員が登壇した。県内で新型コロナウイルス感染を確認した患者の後遺症について、陽性者のうち宿泊療養施設に入所した人に関し、有賀玲子健康福祉部長は「2月24日までに退所した268人のうち、28・7%にあたる.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県議会は4日、一般質問を続行し、4議員が登壇した。県内で新型コロナウイルス感染を確認した患者の後遺症について、陽性者のうち宿泊療養施設に入所した人に関し、有賀玲子健康福祉部長は「2月24日までに退所した268人のうち、28・7%にあたる77人が症状が残っていると回答した」と説明。約3割が退所時に、何らかの後遺症を訴えていたことを明らかにした。[br][br] 齊藤爾議員(自民)に答えた。[br][br] 宿泊療養施設は主に無症状者や軽症者が利用する。症状がある入院者や、無症状の自宅療養者などは調査に含まれていない。[br][br] 症状の内訳(複数回答)は、嗅覚障害が最多の34人。味覚障害24人、鼻閉・鼻水・鼻声22人、咳せき9人、頭痛8人などだった。[br][br] 後遺症への対応について、有賀部長は「厚生労働省が後遺症の実態について調査、研究している最中で、具体的内容が示されていない」とした上で、「医療機関も後遺症への対応は経験がない。症例の共有や情報の検討を進めていく」と述べた。