「歩く奥入瀬渓流」実現へ整備方針 惣辺―子ノ口は原則車両通行止め

十和田市の奥入瀬渓流沿いを通る国道102号の将来的な交通システムを話し合う検討ワークショップの最終会合が24日、ウェブ会議で行われ、奥入瀬(青橅山)バイパスの開通後の「歩く奥入瀬」の実現に向け、惣辺―子ノ口間は原則、車両通行止めとし、入域料.....
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 十和田市の奥入瀬渓流沿いを通る国道102号の将来的な交通システムを話し合う検討ワークショップの最終会合が24日、ウェブ会議で行われ、奥入瀬(青橅山)バイパスの開通後の「歩く奥入瀬」の実現に向け、惣辺―子ノ口間は原則、車両通行止めとし、入域料を徴収するなどの整備方針を決めた。[br][br] ワークショップは交通や観光、行政などの地元関係者らで構成。有識者による奥入瀬渓流利活用検討委員会が2018年に策定した、奥入瀬・十和田湖地域の目指す姿を示す「奥入瀬ビジョン」を基に、交通システムの内容や持続可能な運営方法について、19年10月から議論してきた。[br][br] 7回目の開催となった24日は、これまでの意見を踏まえ▽交通拠点は休屋、子ノ口、焼山を基本▽規制ゲートを設置▽システム運用のための新たな組織を設立―など9項目の方針をまとめた。[br][br] さらに、ゲートの設置目的や宇樽部の位置付けなど、今後の検討課題も確認した。参加者からは「入域料を徴収する理由を示し、理解してもらう工夫が必要」との指摘もあった。[br][br] ワークショップの意見とりまとめを受け、青森県は21年度から3年間で、運営方法や運営主体の在り方を検討し、協議会を発足させる。奥入瀬バイパスの開通時期は未定。