奥入瀬自然観光資源研究会(十和田)に表彰状伝達/ふるさとづくり大賞

団体表彰を受けた奥入瀬自然観光資源研究会の川村祐一事務局長(中央)と玉川えみ那さん(右)。左は楠美祥行局長
団体表彰を受けた奥入瀬自然観光資源研究会の川村祐一事務局長(中央)と玉川えみ那さん(右)。左は楠美祥行局長
総務省が地域活性化に貢献した個人や団体に贈る「ふるさとづくり大賞」で、2020年度の団体表彰に選出された十和田市のNPO法人「奥入瀬自然観光資源研究会」(河井大輔理事長、通称・おいけん)に18日、表彰状と記念品が贈られた。青森県上北地域県民.....
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 総務省が地域活性化に貢献した個人や団体に贈る「ふるさとづくり大賞」で、2020年度の団体表彰に選出された十和田市のNPO法人「奥入瀬自然観光資源研究会」(河井大輔理事長、通称・おいけん)に18日、表彰状と記念品が贈られた。青森県上北地域県民局で行われた表彰式で、同研究会の川村祐一事務局長は「今後も地域に貢献し、広がりが生まれる活動にまい進していきたい」と喜びを語り、決意を新たにした。[br][br] 同研究会は14年に発足。奥入瀬・十和田湖エリアの従来の周遊観光スタイルから脱却しようと、エリア全体を一つの野外博物館と見立てる「奥入瀬フィールドミュージアム構想」を掲げ、環境モニタリング調査やガイドツアーなどを展開。[br][br] 今回の表彰は、多様な活動を行政に頼らず実現していることや、調査研究のネットワークを構築していることなどが評価された。[br][br] 例年、東京都内で行われる表彰式が新型コロナウイルスの影響で中止になったため、この日は川村事務局長と事務局の玉川えみ那さんが同局を訪れ、楠美祥行局長から伝達を受けた。[br][br] 楠美局長は「このエリアは世界に誇る観光資源がある。現在協力して取り組んでいる外国語にも対応したガイドの育成は、新型コロナ後に攻勢に出る大きな力だ」と期待を込めた。[br][br] 川村事務局長は「活動を通し、地域の人も改めて、古里の価値に気付き始めていると感じている」と話していた。[br][br] 同大賞に関し、同市では10年度に十和田バラ焼きゼミナールが奨励賞を受賞、17年度に南部裂織保存会が団体表彰を受けている。団体表彰を受けた奥入瀬自然観光資源研究会の川村祐一事務局長(中央)と玉川えみ那さん(右)。左は楠美祥行局長