災害時の課題、SDGsの視点で考える/八戸でワークショップ

災害時に想定されるさまざまな課題を話し合う参加者
災害時に想定されるさまざまな課題を話し合う参加者
NPO法人あおもりNPOサポートセンター(青森市、斉藤雅美理事長)は6日、八戸市総合福祉会館で「防災・減災をSDGs(持続可能な開発目標)の視点で考えるワークショップ」を開き、参加した市民25人が、国際問題を多角的に捉えるSDGsの視点から.....
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 NPO法人あおもりNPOサポートセンター(青森市、斉藤雅美理事長)は6日、八戸市総合福祉会館で「防災・減災をSDGs(持続可能な開発目標)の視点で考えるワークショップ」を開き、参加した市民25人が、国際問題を多角的に捉えるSDGsの視点から、災害時に発生するさまざまな課題と解決策などを話し合った。[br][br] グループワークで参加者は、地震災害の際、気付かれにくい所で困っている人がいる―と想定して意見交換。「学生の教育に格差が生まれる」「情報を素早く受け取れない高齢者がいるのでは」などの諸問題が提起された。これに対し、「オンライン授業を受けられる環境を避難所にも整備する」「日常的に地域交流をしていれば、高齢者の置き去りが防げる」などと、さまざまな視点で解決策を導き出した。[br][br] 八戸市の担当者は、同市の災害情報アプリ「ほっとスルメール」の内容や、津波避難施設の整備状況を説明したほか、参加者に対し、ハザードマップの確認や備蓄品の用意など、普段から災害対策をするよう求めた。[br][br] 八戸工大二高2年の木村史佳さん(17)は「学生の自分でもできることがないか、改めて考えてみたい」、同市の会社員佐々木秀一さん(56)は「個人ができることには限界がある。会社などに属する大人の私たちが、勉強していかないと」と語った。災害時に想定されるさまざまな課題を話し合う参加者