【野田村長選】コミュニティー再生や産業振興加速 小田氏一問一答

インタビューに答える小田祐士氏
インタビューに答える小田祐士氏
野田村長選で5選を決めた小田祐士氏は9日、同村野田の選挙事務所で報道陣の取材に対し、東日本大震災の復旧完了を踏まえ、コミュニティーの再生支援や産業振興を加速させる考えを強調した。一問一答は次の通り。 ―連続無投票となった。 もう少し頑張れと.....
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 野田村長選で5選を決めた小田祐士氏は9日、同村野田の選挙事務所で報道陣の取材に対し、東日本大震災の復旧完了を踏まえ、コミュニティーの再生支援や産業振興を加速させる考えを強調した。一問一答は次の通り。[br][br] ―連続無投票となった。[br] もう少し頑張れと言っていただいたと重く受け止めている。選挙がなく、本当に信任されたか分からない部分もある。これまで以上に住民の声を吸い上げ、施策に反映させたい。[br][br] ―復興、発展に向けて。[br] ハード事業にはめどがついたが、津波によって大きく変化した地域コミュニティーの再生には時間がかかる。しっかりとしたコミュニティーはさまざまな問題の解決につながる。行政に何ができるか考えたい。[br][br] ―三陸沿岸道路の開通を控える。[br] (都市圏に人が流出する)ストロー効果はあると思う。その分、村外から来てもらえるようにしなければならない。通勤圏は八戸市、宮古市まで広がる。久慈広域で企業誘致にも取り組み、開通をプラスにしていきたい。[br][br] ―子育て支援にどう取り組む。[br] 子育て世代が借りやすい「子育て支援住宅」を整備したい。津波で中心部が被災し、村内には若者向けの住宅が少ない。新築のほか、中古物件の活用も視野に入れている。[br][br] ―漁業振興策は。[br] 特産の荒海ホタテは人気が高いが、後継者不足が深刻だ。村漁協と協議し、漁業権取得や資材購入を村で支援できないか検討している。新規参入のハードルを下げ、一人でも後継者を増やしたい。インタビューに答える小田祐士氏