【風間浦村長選】再選の冨岡氏「役場と消防移転早急に」

2期目への抱負を語る冨岡宏氏=26日、風間浦村蛇浦
2期目への抱負を語る冨岡宏氏=26日、風間浦村蛇浦
風間浦村長選で再選を果たした冨岡宏氏は26日、同村蛇浦の選挙事務所で報道陣の取材に応じ、2期目の重要課題として、津波浸水想定区域にある村役場と消防庁舎の移転整備を挙げ、「次の4年間で事業着手したい」と意気込みを語った。内容は次の通り。 ―無.....
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 風間浦村長選で再選を果たした冨岡宏氏は26日、同村蛇浦の選挙事務所で報道陣の取材に応じ、2期目の重要課題として、津波浸水想定区域にある村役場と消防庁舎の移転整備を挙げ、「次の4年間で事業着手したい」と意気込みを語った。内容は次の通り。[br][br] ―無投票で再選された。[br] 1期目の施策が評価されたと思うが、「2期目ももっと頑張れ」という激励の意味が大きいと感じる。[br][br] ―2期目の重要課題は。[br] 村役場と消防庁舎の移転整備だ。1期目で旧村立易国間小敷地への移転計画を進めてきたが、日本海溝・千島海溝沿いを震源とする巨大地震の被害想定見直しで同校敷地も浸水エリアとなることが判明し、白紙状態になった。3月にも公表される青森県の新たなハザードマップを検証し、移転整備地を早急に決め、できることから進めていきたい。[br][br] ―ほかの施策はどうか。[br] 新型コロナの経済対策は国の3次補正も見ながらタイムリーに進める。水産振興はウニ、ナマコの畜養殖に力を入れ、漁業収入の安定を目指す。観光振興は下風呂温泉「海峡の湯」建設が終わりではなく、これをスタートに積極的に誘客に取り組む。教育環境整備は、連携協定を結ぶ学校法人同志社の力を借り、ICT(情報通信技術)を活用したリモート学習などソフト面の充実を図りたい。落石の危険性がある国道279号は国、県に早期のバイパス建設を訴えていく。2期目への抱負を語る冨岡宏氏=26日、風間浦村蛇浦