天鐘(1月23日)

ニンニクはおいしい。和食、洋食、中華と料理を問わない。味を引き立てる名脇役だが、時には堂々と主役を務める。青森県の生産量は日本一を誇る。品質の高さにも定評がある。スーパーではブランド品の扱いだ▼食欲を誘う独特の香りがたまらない。しかし、たく.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 ニンニクはおいしい。和食、洋食、中華と料理を問わない。味を引き立てる名脇役だが、時には堂々と主役を務める。青森県の生産量は日本一を誇る。品質の高さにも定評がある。スーパーではブランド品の扱いだ▼食欲を誘う独特の香りがたまらない。しかし、たくさん食べると次の日が気になってしまう。そんな人には是非これを! 商品の特長をアピールする店頭広告だったが…。「食後のニオイが気に入らないニンニク」▼ん? 「気にならない」はずが、謎めいたニンニクである。宝島社が発行する雑誌の人気コーナー「VOW(バウ)」から拝借した。風変わりな看板や奇妙な写真など「街のヘンなもの」が心をくすぐる▼サッポロビールの新ビールは伝統の製法を採用。満を持して世に送り出す直前、缶の誤表記が見つかる。貯蔵室での熟成を意味する「LAGER(ラガー)」のつづりが「LAGAR」に。販売中止となった▼品質や成分に問題はない。「EじゃなくてAじゃないか」。ネット上で粋な励ましが広がる。反響は大きく、一転して販売へ。けがの功名か。話題性もあり人気を集めそうな「開拓使麦酒仕立て」である▼ちなみに前述のVOW、歴史をたどっていけば1970年代に行き着く。新聞や雑誌の誤植を取り上げたのが連載の始まりなのだとか。と書きつつ、ふと不安になった。ネタにならぬよう、用心せねば。