自殺死亡率、全国ワースト5位/20年青森県内

厚生労働省が警察庁のデータを基にまとめた2020年の青森県内の自殺者数(速報値)は、前年比32人増の258人と大幅に悪化した。人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)は全国平均を4・1人上回る20・7人で、全国5番目の高さとなった。 過去.....
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 厚生労働省が警察庁のデータを基にまとめた2020年の青森県内の自殺者数(速報値)は、前年比32人増の258人と大幅に悪化した。人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)は全国平均を4・1人上回る20・7人で、全国5番目の高さとなった。[br][br] 過去5年の県内の自殺者数は、16年279人(自殺死亡率21・6人)、17年286人(22・4人)、18年284人(22・5人)とほぼ横ばいで推移。17、18年の自殺死亡率は全国ワースト2位だった。[br][br] 一方、19年は226人(18・1人)と大きく改善したものの、20年は3年ぶりに増加に転じた。[br][br] 県は23年までに自殺者数を193人以下に、自殺死亡率を16・6人以下にする目標を掲げている。[br][br] 県障害福祉課の尾形公一総括主幹は「自殺死亡率は全国平均を上回る状況が依然として続いている。関係団体との連携を強め、引き続き自殺予防の対策に取り組む」と述べた。