他県ドクヘリの柔軟運用を 北奥羽開発促進協、岩手県に要望

菊池哲副知事に要望書を提出する小林眞会長(右)=18日、岩手県庁
菊池哲副知事に要望書を提出する小林眞会長(右)=18日、岩手県庁
青森、岩手、秋田3県によるドクターヘリの広域連携について、北奥羽開発促進協議会(会長・小林眞八戸市長)は18日、岩手県に対し、救急要請を受けた消防本部の判断で柔軟に他県ヘリの出動を要請できる体制の構築を要望した。 現行のマニュアルでは、自県.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森、岩手、秋田3県によるドクターヘリの広域連携について、北奥羽開発促進協議会(会長・小林眞八戸市長)は18日、岩手県に対し、救急要請を受けた消防本部の判断で柔軟に他県ヘリの出動を要請できる体制の構築を要望した。[br][br] 現行のマニュアルでは、自県のヘリを優先して出動要請するのが原則。他県への要請は、搭乗医師が救命に効果的と判断した場合に限られる。[br][br] 同協議会は要望書で「一刻を争う状況下では致命的な遅れとなることが懸念される」とし、3県のヘリの運用柔軟化を求めた。[br][br] 同日は小林会長のほか、遠藤譲一久慈市長や水上信宏洋野町長らが岩手県庁を訪れ、菊池哲副知事に要望書を提出。席上、県北地方の首長からは「岩手のヘリよりも八戸のヘリの方が到着が早い。最寄りのヘリと即座に連絡を取れる体制にしてほしい」などの意見が出た。[br][br] 菊池副知事は「柔軟化の検討は進めている。消防本部が判断するのが妥当かなどの問題点はあるが、より効率的な運用方法がないか探っていきたい」と回答。小林会長は「前向きな回答と受け止めた。3県でぜひとも前に進めてほしい」と期待を寄せた。菊池哲副知事に要望書を提出する小林眞会長(右)=18日、岩手県庁