遠洋の家族へ思いを 漁業者向け年賀電報/八戸

年賀電報を発信する担当者=25日、八戸市水産会館
年賀電報を発信する担当者=25日、八戸市水産会館
八戸市白銀町の八戸漁業用海岸局は今月、洋上で新年を迎える漁船乗組員と家族の思いをつなぐ年賀電報を受け付けている。25日までに12通を受理しており、29日ごろにピークを迎える見込みで、31日まで取り扱う。 八戸港所属で、大西洋や太平洋の公海で.....
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 八戸市白銀町の八戸漁業用海岸局は今月、洋上で新年を迎える漁船乗組員と家族の思いをつなぐ年賀電報を受け付けている。25日までに12通を受理しており、29日ごろにピークを迎える見込みで、31日まで取り扱う。[br][br] 八戸港所属で、大西洋や太平洋の公海で操業中のマグロ漁船などが対象。依頼を受けた担当者が電話通信卓でマイクに向かい、「ハホイ(大漁を祝し、新年のお喜びを申し上げます)」「イツネ(新年おめでとう、今年も頑張りましょう)」といった略号などを読み上げる。[br][br] 遠洋漁業の縮小やメールの普及などもあり、依頼は減少傾向。しかし、紙に印刷されて形として残るだけに、漁業者にとっては感慨もひとしおのようだ。青森県水産振興課(八戸市駐在)の高谷清治主査(56)は「船の寝台(ベッド)に電報を張っている乗組員も多いと思う」と話す。[br][br] 25日午後に電報を伝えた久保春湖技師(25)は「船は忙しい漁のさなかに受け取ることになるので、用件がはっきり伝わるよう心掛けている」と話した。年賀電報を発信する担当者=25日、八戸市水産会館