全適効果で4年ぶり経常黒字へ/公立野辺地病院

北部上北広域事務組合は25日、運営する公立野辺地病院の本年度収支について、7300万円の経常黒字を見込んでいることを明らかにした。運営形態が地方公営企業法の全部適用(全適)に移行し、手術件数の増加などに取り組んだことが主な要因。同病院の経常.....
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 北部上北広域事務組合は25日、運営する公立野辺地病院の本年度収支について、7300万円の経常黒字を見込んでいることを明らかにした。運営形態が地方公営企業法の全部適用(全適)に移行し、手術件数の増加などに取り組んだことが主な要因。同病院の経常黒字は2016年度以来。 同日開かれた同組合議会の議員全員協議会で説明した。[br][br] 同病院は19年度決算で2億5198万円の赤字を計上。同組合は収支改善を目的に、今年7月に全適に移行した。非常勤の麻酔専門医の配置などで手術件数を増やしたほか、経費削減に努め、黒字に転換したという。[br][br] 同病院の一戸和成事業管理者は取材に「まずは1年でこれだけの赤字を抜け出すことができた。今後も経営状況を随時見直していきたい」と語った。また、看護師を増やして事業体制を整える方針も示した。