業界の状況回復に期待「三八ほッとタクシー」の試験運行始まる 

強制換気装置「サイクロンtype1」(右上)を搭載した「三八ほッとタクシー」の車内=18日、八戸市内
強制換気装置「サイクロンtype1」(右上)を搭載した「三八ほッとタクシー」の車内=18日、八戸市内
新型コロナウイルスの感染予防対策として、強制換気装置を搭載したタクシー車両「三八ほッとタクシー」の試験運行が21日に始まる。八戸市内で18日、出発式が行われ、事業者や行政関係者らが感染予防の徹底を誓うと共に、利用客が落ち込む業界の状況回復に.....
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 新型コロナウイルスの感染予防対策として、強制換気装置を搭載したタクシー車両「三八ほッとタクシー」の試験運行が21日に始まる。八戸市内で18日、出発式が行われ、事業者や行政関係者らが感染予防の徹底を誓うと共に、利用客が落ち込む業界の状況回復に期待感を示した。[br][br] タクシーは、乗り合いバスや電車などに比べて利用者数が少人数であるほか、換気の容易さなどから感染リスクが低いとされるが、外出自粛などの影響で利用客数が低迷している。[br][br] 三八ほッとタクシーの運行は、感染防止対策の強化で乗務員と利用客の安全性を高めると共に、地域内外の移動を促すのが狙い。車両の窓部分に八戸工業大が開発した強制換気装置「サイクロンtype1」を搭載し、従来以上に車両内での飛沫拡散を抑制できるほか、効率的な換気が可能となっているという。[br][br] 試験運行は▽三八五交通(八戸市)▽八戸タクシー(同)▽ポストタクシー(同)▽大江タクシー(階上町)▽三八五観光ハイヤー(五戸町)―の5社で来年3月末まで実施。計9台の車両を運行し、今後の導入に向け、成果や課題を検証する。[br][br] 試験運行について市タクシー協会の上村秀雄会長職務代理者は「感染予防に有効な対策を講じて、今後のさらなる対策に生かすと共に、利用の促進につなげたい」と強調した。[br][br] 三八ほッとタクシーの利用は事前予約のほか、通常の料金と千円の配車料金も必要になる。強制換気装置「サイクロンtype1」(右上)を搭載した「三八ほッとタクシー」の車内=18日、八戸市内