【西目屋村官製談合】関村長ら送検 贈収賄容疑も視野に捜査

送検される西目屋村長の関和典容疑者(左から2人目)=4日午後0時10分ごろ、弘前署
送検される西目屋村長の関和典容疑者(左から2人目)=4日午後0時10分ごろ、弘前署
西目屋村の給食センターに設置する調理機器の賃貸借契約を巡り、村長の関和典容疑者(53)らが逮捕された官製談合事件で、問題となった「見積もり合わせ」の際、落札した会社役員三浦実容疑者(61)の会社以外に2社が参加していたことが4日、村への取材.....
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 西目屋村の給食センターに設置する調理機器の賃貸借契約を巡り、村長の関和典容疑者(53)らが逮捕された官製談合事件で、問題となった「見積もり合わせ」の際、落札した会社役員三浦実容疑者(61)の会社以外に2社が参加していたことが4日、村への取材で分かった。青森県警はほかの業者による談合への関与に加え、関容疑者と業者の関係性や贈収賄の疑いも視野に捜査を進めている。[br][br] 弘前署は同日午後、官製談合防止法違反の疑いで逮捕した関容疑者と、公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕した三浦容疑者を送検し、本格的な取り調べに入った。[br][br] 送検容疑は、関容疑者は7月中旬から同下旬、村発注の賃貸借の見積もり合わせによる随意契約で、三浦容疑者が取締役を務める調理機器販売会社に落札させるため、取り計らった疑い。三浦容疑者は、自身の会社が落札できるよう見積業者を関容疑者に選定させた疑い。[br][br] 村長である関容疑者の逮捕を受け、職務代理者の三浦勝総務課長は4日、村役場で取材に応じ、「村民の皆さまには大変ご迷惑をおかけしている」と述べた。[br][br] 入札や契約に関し、関容疑者から特定業者を使うよう指示されたことはなかった―と説明。問題となった入札や随意契約の案件については「捜査に影響が出るのでコメントは一切差し控える」と繰り返した。送検される西目屋村長の関和典容疑者(左から2人目)=4日午後0時10分ごろ、弘前署