【新型コロナ】青森県内で6人感染 青森市で初の飲食店クラスター

クラスターが確認された青森市の飲食店「A.story」=4日
クラスターが確認された青森市の飲食店「A.story」=4日
青森県などは4日、県内で新たに6人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。青森市で4人、東地方保健所管内と弘前管内でそれぞれ1人。全員が軽症か無症状。青森市の接待を伴う飲食店では同日までに利用客ら20~50代の男女6人の感染が判明し、.....
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 青森県などは4日、県内で新たに6人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。青森市で4人、東地方保健所管内と弘前管内でそれぞれ1人。全員が軽症か無症状。青森市の接待を伴う飲食店では同日までに利用客ら20~50代の男女6人の感染が判明し、市はクラスター(感染者集団)と認定した。同市でのクラスター発生は初。県内の累計は321人となった。[br][br] 市は、この飲食店が同市本町2丁目の「A.story」(エーストーリー)と公表した。[br][br] 県によると、クラスターの6人は1人が飲食店従業員で、5人が利用客。4日に同市で感染が判明した4人のうち、20代女性と40代男性は従業員か利用客で、残る2人の20代男女もこの店を介して感染した。関連が疑われる2人も含め、現段階で計11人が飲食店に関係して感染した。[br][br] 6人が店を訪れた日時は調査中だが、市は「11月21~28日に店を利用した人は感染リスクがある」と説明。市役所で会見した小野寺晃彦市長は「心当たりのある方は市保健所へ連絡してほしい」と呼び掛けた。[br][br] 従業員は2、3人で店の規模は大きくないが、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「感染者の交友範囲が広く、2次、3次と感染が広がる可能性がある」と指摘。県は保健師2人と情報連絡員1人を市保健所へ派遣した。[br][br] 東地方と弘前の感染者はそれぞれ50代男性と40代男性。いずれも経路不明で、濃厚接触者は調査中。[br][br] また、八戸学院大の学生1人の感染が3日に確認されたため、同大と短期大学部は4日の授業を取り止め、全学休講とした。6日まで八戸市美保野のキャンパスを閉鎖し、課外活動を停止する。[br][br] 野辺地町、横浜町、六ケ所村で組織する北部上北広域事務組合は職員2人が感染したと発表。青森テレビも青森市の本社に勤務する20代男性社員が感染したと明らかにした。クラスターが確認された青森市の飲食店「A.story」=4日