青森県は3日、県内で新たに8人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。いずれも軽症か無症状。県南地方では八戸市の20代女性、三戸地方保健所管内の20代女性と性別非公表の10代、上十三管内の20代男性の計4人。このほか青森市で4人が感染した。県内各地で感染が相次いでいることについて、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「さまざまな経路で感染が持ち込まれ、経路不明者が徐々に増加している。一定の警戒が必要」と危機感を強めた。県内の累計は315人。[br][br] 八戸市と三戸地方管内の20代女性2人は、三戸地方管内で感染した20代男性(2日発表)の知人ら。県によると、この3人で会食していた。県は「この3人からクラスター化する恐れはない」との認識を示した。女性2人の接触者はそれぞれの同居人ら数人。三戸地方管内の10代の感染経路も把握しているとした。[br][br] 上十三管内の20代男性は感染経路が不明で、接触者は同居人ら数人。[br][br] 青森市で感染が判明したのは20代男女2人、40代男性と60代女性で、接触者は確認中。4人とも2日までに感染が分かった人と接触していた。市は残る接触者52人についても検査する。[br][br] 一方、八戸市は3日、陽性が判明した市立屋内スケート場「YSアリーナ八戸」で勤務する市職員の30代男性について、知人や職場関係者の12人、施設利用者2人の計14人の検体採取を終えたと明かした。検査結果は4日以降に判明する見通し。