ボルダリングユース日本選手権V 関川愛音(八戸・湊中1年)目に涙

 スポーツクライミングのボルダリング・ユース日本選手権で優勝し、表彰式で笑顔の関川愛音=11月23日、東京都内
 スポーツクライミングのボルダリング・ユース日本選手権で優勝し、表彰式で笑顔の関川愛音=11月23日、東京都内
逆転優勝が決まるとホープの目から涙があふれた。11月下旬に東京都内で行われたスポーツクライミングのボルダリング・ユース日本選手権で、最も年齢が低いユースC部門の女子を制したのは13歳の関川愛音(めろでぃ)(青森県連盟)=八戸・湊中1年=。「.....
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 逆転優勝が決まるとホープの目から涙があふれた。11月下旬に東京都内で行われたスポーツクライミングのボルダリング・ユース日本選手権で、最も年齢が低いユースC部門の女子を制したのは13歳の関川愛音(めろでぃ)(青森県連盟)=八戸・湊中1年=。「優勝できると思っていなかったので、本当にうれしかった」と喜びをかみしめた。[br][br] 三つの課題(コース)を争う決勝で2課題を終えて2位。161センチの身長と同世代では突出したリーチを生かし、第3課題は迷いなく手足を進めてノーミスで登り切った。「気持ちを立て直せて(最後の課題を)1回で登れたところが良かった」と7位だった昨年から精神面の成長を実感していた。日本協会の西谷善子(よしこ)ユース・ヘッドコーチは「(登りは)抜きんでていた。柔軟性と力強さもある」とたたえた。[br][br] 八戸市出身。音楽好きの母から名前をつけられたが、幼い頃に始めたピアノは「1週間だけ」と笑う。体を動かす方が好きで、小学1年の時に母が始めたことをきっかけにクライミングの魅力にはまり、全国大会での優勝を重ねて注目度が高まっている。[br][br] 日本の第一線で活躍する伊藤ふたば(TEAM au)の拠点の盛岡市で練習することもあり、憧れの存在から刺激を受けている。将来の目標はパリ五輪で金メダル。次のステップとなる来年へ「世界ユース選手権で結果を残したい」と活躍を期した。 スポーツクライミングのボルダリング・ユース日本選手権で優勝し、表彰式で笑顔の関川愛音=11月23日、東京都内