三戸、名農の統合案など提示 県教委が高校再編シミュレーション

青森県教委は1日、県立高校再編第2期実施計画(2023~27年度)の策定を見据えた県内6地区の学校配置シミュレーションを公表した。9月に各地区で行われた第1回地区意見交換会で委員から出た意見を基に作成。三八地区では▽全学校を存続▽三戸と名久.....
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 青森県教委は1日、県立高校再編第2期実施計画(2023~27年度)の策定を見据えた県内6地区の学校配置シミュレーションを公表した。9月に各地区で行われた第1回地区意見交換会で委員から出た意見を基に作成。三八地区では▽全学校を存続▽三戸と名久井農業を統合して新設校を配置―の2案を示した。今月中に県内6地区で行われる第2回地区意見交換会で県教委が提示した学校配置の課題や具体的な学級数について意見が交わされる。[br][br] シミュレーションでは第1期実施計画(18~22年度)、第2期実施計画、第3期実施計画(28~32年度)ごとに、各地区の学校配置と学級数を示している。[br][br] 三八地区で全学校を存続する案では、三戸を生徒の通学環境に配慮して設置する「1学級規模の地域校」に位置付け、三戸以外の8校で計2学級減を見込む。三八地区の意見交換会で三戸を地域校にしてほしくないという意見があれば、反映させるという。[br][br] 三戸と名久井農業を統合する案は「いずれ存続が難しくなることが考えられるため、2校の統合を視野に入れる必要もある」との意見を参考にした。新設校は普通科1学級、農業科2学級の計3学級。新設校以外の7校で3学級減らす。[br][br] 上北地区は▽全学校を存続▽重点校の三本木、拠点校の三本木農業恵拓、2学級規模地域校の六ケ所の3校を除く6校を統合し、普通科と専門学科を選択的に学べる高校を配置―の2案。[br][br] 下北地区は▽全学校を存続▽大湊とむつ工を統合して新設校を配置▽第3期計画で田名部、大湊、むつ工の3校を統合して新設校を配置―の3案。[br][br] 全国からの生徒募集については、全学校ではなく、専門学科がある高校や地域校など一部高校への導入を検討する。導入が考えられる高校として、地域校に該当する六ケ所や三戸、特色ある教育活動を行う百石食物調理科などを例示した。[br][br] 第2期実施計画は21年秋に策定予定で、県教委の担当者は「地域のニーズや意見を踏まえ学校配置を考えていきたい」としている。[br][br] 1日は五所川原市で第2回地区意見交換会が行われた。県南地方の日程は次の通り。[br][br] ▽上北地区=15日午前9時、三沢市のホテルグランヒルつたや▽三八地区=17日午前9時、八戸プラザホテル▽下北地区=18日午前10時、むつグランドホテル